(本)デザイン思考の道具箱 / 奥出直人 (早川書房)
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デザイン思考の道具箱―イノベーションを生む会社のつくり方 著者:奥出 直人 |
IDEO、スタンフォード大のDスクール、iPod、P&G、GEなどの実例に見るデザイン思考の企業戦略の実例集です。ゴーン氏による、日産の組織のリストラ策を中心とした再生策は、この本の中では「企業の再構成」という伝統的な手法であり、1980年代以降のデフレ下でこそ効果のあった方法であると指摘しています。技術や知識がありふれたものとなると(コモディティ化)、企業の競争力を決めるのは「創造性」「デザイン思考」という事になってくるようです。地球環境を考えた戦略に転換しつつ、利益を確保しているアメリカの伝統企業が意外にも多いことにも驚かされます。
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