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(CD)バッハで聴くヴィオラ・ダ・ガンバの世界 /ヒレ・パール

バッハで聴くヴィオラ・ダ・ガンバの世界

ヨハン・セバスティアン・バッハ

無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
~リュート組曲(第2番)BWV995による
ヴィオラ・ダ・ガンバのための組曲 ニ短調 BWV1011/995

ヴァイオリンとチェンバロのための組曲 イ短調 BWV1025による
トリオ イ長調 BWV1025

ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ 第3番 ト短調 BWV1029による
ソナタ ト短調 BWV1029

ヒレ・パール (ヴィオラ・ダ・ガンバ)
リー・サンタナ (リュート)
アンドルー・ローレンス=キング (ダブル・ハープ)
ヴェロニカ・スクブリック (ヴァイオリン)
バルバラ・メスマー (ヴィオラ・ダ・ガンバ)

オリジナルでは他の楽器のために書かれたものを含め、あえてヴィオラ・ダ・ガンバで演奏しています。ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタも、このセッションのためにアレンジがされていて、オリジナルに比べるといくぶん華やかになっています。教会で録音されているため、残響はかなりありますが、なにか遠くで鳴っているようで、出来れば残響がなくても息遣いの感じる距離感で録音されていれば・・と感じてしまいました。

選曲については、ライナーノーツに彼女のメッセージが掲載されていました。

なぜ、ヴィオラ・ダ・ガンバなのか―?

この楽器の声が わたしの霊のことばだから。
そのアーティキュレーションと共鳴は人の声のようで
深みと特徴がある―
あなたの心の耳に届くような。

なぜこの3曲なのか―?
こんなふうに弾かれたことはかつねなかったから。
ある独創的な作曲家のまったく異なる3つの面だから。
この3曲にヴィオラ・ダ・ガンバで取り組むことが
自分のとても異なった3つの側面を見せることにもなるから、
それに3はわたしの大好きな数だから

・・・・僕も、第3番のソナタが一番のお気に入りです。

※以下、後日訂正(ぼえさん、ご指摘ありがとうございました。)

厳密にいうと「アレンジ」ではなかったようです。このジャンルの曲は未だ研究と試行錯誤の世界で、このディスクでも演奏者によるいくつかの「試み」が盛り込まれています。

BWV1101/995
オリジナル(ハ短調)はチェロのためのもの。そのままでは最高弦を全音下げてGにする必要があるようです。ここでは単純にニ長調に移調することでガンバによって、チェロに使われた調弦に近い効果を狙っているようです。

②BWV1025
チェンバロパートがそのままリュートに置き換えられています。原典をそのまま彼女らの編成にフィードバックしたようです。

③BWV1029
この名曲は、ほぼ原典どおり。コンティヌオ(通奏低音)が加えられているくらいで、この程度の手入れは、このジャンルにおいては「作法」の領域になるのかも・・・。

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コメント

恐らく、アレンジしているわけではなくて、
通奏低音を重ねているのだと思います。
最近は、通奏低音をチェンバロのみで演奏することは
少なくなってきました。
アーティストの好みもありますが、
ビルスマの頃とだいぶやり方が変わってきたのです。

残響に関しては…私も同じ意見です。

投稿: ぼえ | 2007年3月23日 (金) 00:22

ぼえさん

いかにも!
このディスクでは移調されたり、通奏低音が加わっている以外それぞれのパートはほぼ原典どおりとなっていました。

とくに3番のソナタはホルンやチェロのアレンジをはじめ、原典版に複数パートと追加したコンチェルト・グロッソ形式など、元曲がすばらしいだけに様々なアレンジが出ているようで、先入観が入ってしまいました。

ビルスマの演奏、実は聴いたことがないのです。朝っぱらから車でNHK-FMなどでバロックを聴いていると、チェロピッコロやガンバの演奏がかかっていたりするので、もしかしたら、それとしらず聴いているかもしれませんが・・・。

投稿: ろば君 | 2007年3月23日 (金) 05:42

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