« (本)ツキを呼ぶ魔法の言葉~五日市剛氏講演筆録 | トップページ | (CD)ベートーヴェン/ミサ・ソレムニス »

(本)無名兵士の言葉/加藤諦三(大和書房)

無名兵士の言葉―人間を幸せにするものは何か
先日このブログでも紹介した、作者不詳の「詩」についての考察です。

以下、「「悩める人々の銘」を引用します。原題は
「A CREED FOR THOSE WHO HAVE SUFFERED」とあり、
こちらの方が格調高いような気がします。

     大きなことを成し遂げるために
     強さを求めたのに
     謙遜を学ぶようにと弱さを授かった

     偉大なことができるようにと
     健康を求めたのに
     より良きことをするようにと病気を賜った

     幸せになろうとして 富を求めたのに
     賢明であるようにと
     貧困を授かった

     世の人々の賞賛を得ようと
     成功を求めたのに
     得意にならないようにと
     失敗を授かった

     人生を楽しむために あらゆるものを求めたのに
     あらゆるものを慈しむために
     人生を賜った

     求めたものは一つとして与えられなかったが
     願いはすべて聞き届けられた
     私は もっとも豊かに祝福された

                    作者不詳

もともとの出典は、今から約140年前のアメリカ南北戦争の無名兵士の言葉とされていますが、ニューヨーク大学付属ラスク・リハビリテーション研究所のロビーに英文のプレートで掲げられており、平成14年に中日新聞の記者が、新聞紙上のコラムで紹介した途端、反響に継ぐ反響を呼び、ちょっとした「社会現象化」に至ったようです。

この本の中では加藤諦三氏による解説が載っていますが、いかにせん、このメッセージがすべてを言い切っていて、野暮というか、空しさすら感じます。おそらく、読み手の置かれた状況で響く部分や、得るものも違うと思います。

古い「言葉」ですが、これからの「生き方」を示しているような気がして、原題にもあるように「クレド」=「信条」となりえるフレーズだと思います。つくづく、言葉の威力を考えさせられます。

|

« (本)ツキを呼ぶ魔法の言葉~五日市剛氏講演筆録 | トップページ | (CD)ベートーヴェン/ミサ・ソレムニス »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: (本)無名兵士の言葉/加藤諦三(大和書房):

« (本)ツキを呼ぶ魔法の言葉~五日市剛氏講演筆録 | トップページ | (CD)ベートーヴェン/ミサ・ソレムニス »